心肺蘇生法講習を実施しました

7月7日、先生方が心肺蘇生法講習を受けました。奥沢小学校では毎年実施していますが、いざというときのために定期的な訓練は非常に大切です。

 

那須地区消防組合の方から、応急手当の基礎知識についてお話をいただきました。通報から救急車が到着するまでには、全国平均で約9分くらいかかるそうです。もし救急車がくるまで何もしないと、助かる命も助けられなくなってしまいます。そこで、一次救命処置が必要になってきます。

一次救命処置(心肺蘇生法)は、まず声をかけ反応の有無を確認します。反応がなければ、大きな声で周囲に応援を頼み119番通報やAED(自動体外式除細動器)の手配をします。

胸骨圧迫の方法を説明してまらいました。

胸骨圧迫は、胸の真ん中の位置を30回、毎分100~120回ほど圧迫します。小学生など体があまり大きくない場合は、片手で圧迫することもあるそうです。強く、早く、絶え間なく。

 

先生方も実際にやってみます。

胸骨圧迫のあとは、気道の確保と人工呼吸です。

 

次は、AEDの操作です。AEDが到着したら電源を入れ準備をします。協力者がいれば、AEDの操作準備と心肺蘇生法を協力して行うことができます。

2人組で実際に訓練します。

AEDとは、心臓の筋肉がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態の心臓に対して、電気ショックを与え、正常に戻すための医療機器です。この電気ショックは、どんなときでも成功するわけではなく、一分一秒でも早く行うことが重要だそうです。

先生方、忙しいなか、講習をしっかり受けていただきありがとうございました。