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2023年6月の記事一覧

ツマグロヒョウモン1週間

プランターに残しておいたパンジーが、すっかり雨に濡れてダメになってしまいました。

片付けようとしたところ、たくさんのツマグロヒョウモンの幼虫がいることに気付きました。

そこで、ホールに置いてある水槽に入れました。

水槽の中は、幼虫と蛹(サナギ)でいっぱいです。

毎朝、幼虫のえさになるパンジーを新しい物に取り替えることが、私のルーティンになってきています。

関心のある子供たちは、水槽を見に来ます。

一緒にパンジーを取りに行く子もいます。自主学習で、ツマグロヒョウモンの絵を描いてきた1年生がおり、びっくりしました。

チョウが羽化するたびに、子供たちは水槽に集まってワイワイガヤガヤ話をしています。

真剣に見つめる子供たちの表情は、キラキラしていてとってもステキです。

私は、チョウよりも、そんな子供たちの表情に目を奪われてしまいます。

今週までに、6匹のチョウが羽化しました。

オス3匹、メス3匹です。ダメになってしまったかと思っていたサナギも、しっかりと羽化しました。

羽を広げた瞬間を見て、子供たちはオス・メスを見極めています。これは・・・

これは、オスです。

次の日の朝、ふたを開けると一直線に昇降口のドアから外に出て行きました。

光の様子で分かるのでしょうか。一緒に見ていた高学年の子たちが、迷わず外の自然界に出て行く姿を「すごい!」と感心していました。

金曜日に羽化したチョウは、メスでした。

土曜日の午後、エサを取り替えようとふたを開けたら出て行きました。

また、幼虫が体を左右にしきりに動かしながら脱皮する様子や、サナギになるときに脱いだ幼虫の抜け殻なども水槽で見ることができています。

サナギが羽化するときに、赤い血のような液体を出すことも分かりました。

水槽の中のチョウの世界ですが、たくさんの発見をもらっています。

 

 

 

 

お祝い チョウ誕生!

さなぎになって、約10日間がたちました。

6月15日(木)、16日(金)と、立て続けにツマグロヒョウモンが羽化しました。

始めに羽化したのはオスでした。

1・2年生が水槽の周りに集まって、「チョウだよ!男の子だよ!」などと言って熱心に見ていました。

昼休みに外に逃がしました。

飛び立ったチョウを追いました。

ドウダンツツジで羽を休めるツマグロヒョウモン。羽の模様から、オスだと分かります。

次の日には、給食前にチョウが水槽にいることに気付いた1年生の女児Kさんが、

「昨日にがしたのに、またチョウがいるよ。」と知らせに来てくれました。

この子は、毎日何度も水槽を見ているのです。

「今度は、男の子かな、女の子かな・・・」とKさん。羽を閉じたままではオス・メスの見分けができません。

そんな時、羽を広げました。

「女の子だ!」と嬉しそうなKさん。今度は、メスでした。

子供たちと一緒に外に逃がしたかったのですが、羽化したばかりで羽が柔らかいので、今日はお昼休みには外に逃がすことはできませんでした。

しかし、土日が入ってしまうので、放課後そっと逃がしました。

広げた翅の先(褄ツマ先)が黒いので、ツマグロ、そしてヒョウ柄の黒い紋があるので、ツマグロヒョウモンと言うのでしょう。

ツマグロの部分がメスにはたくさんあります。翅(ハネ)の内側の模様も、ピンク色した部分があってきれいです。

まだ、たくさんさなぎがいます。チョウの羽化を気にして見てくれる子が一人でも多くなるといいなと思います。

 

ツマグロヒョウモンの幼虫・さなぎのその後

学校の職員室前に取り置いたパンジーのプランターに、ツマグロヒョウモンの幼虫がたくさんいることに気付きました。幼虫は、葉だけでなく花も食べていました。

何匹かを、ホール前の水槽に入れました。

「イモムシが増えている。」と言っていた5年生の女の子がいましたが、実は職員室前から移動させていたのです。

幼虫の中には、パンジーの茎に付いてそこでさなぎになってしまったものもいるので、別の容器に移し替えました。

1年生の女の子がよく見ていて、さなぎを発見するのです。さなぎもずいぶん多くなってきました。

しかし、先日水槽の掃除をしたときに、水槽を斜めにすると、さなぎの体をたくさん揺らしているものと、全く動かないものとがありました。後の方は、羽化しないと思われます。

ツマグロヒョウモンの羽化は失敗が多いと聞きます。

掃除しながらストレスをかけてしまっているのかもしれません。

子供たちの目に羽化した蝶を見せられたらいいなと思います。

学校にお越しの際には、ご覧ください。

 

キラキラ 雨上がり、副虹が見えました!

今日の午後4時過ぎから雨が降り始め、夕方小降りになった頃、お日様が指してきました。

すると、5時半過ぎに東の空に大きな虹が見えました。それも、副虹(二重虹)と言われるものです。

二重になっているのがわかりますか?

皆さんに、幸運がおとずれるといいですね。

ニンニクの収穫

1年生の畑を耕すことになり、ニンニクを収穫することになりました。

1年生2年生の担任の先生がニンニクの花の茎を引っ張って抜きましたが、引っ張ってもなかなか抜けないほど大きくなっている物もありました。

立派に成長しました!

花は葱坊主と同じなので、乾かして中の種が収穫できれば、来年種をまいて、ニンニクを育てることもできるでしょう。

ところで・・・1年生は畑に何を植えるのかな?楽しみですね。

学校にやってきたゾウムシ&クワガタ

今朝、学校の昇降口にゾウムシがいるのを発見しました。

鼻の形が象の鼻のように曲がっています。

約3cm位の大きさでした。

先週の木曜日には、またクワガタがやってきました。今年になって3匹目です。

職員室の街灯に集まってくるようです。

クワガタならもらい手もいますが、ゾウムシはそのまま自然に帰しました。

 

 

ロウバイの実

学校の国旗掲揚塔の近くの木に、実がついています。

梅の実に似ていますが、普通の梅の実と形が違います。

お迎えに来ていた1年生のお母様が気づいて、「これはなんの木ですか?」と質問されました。

何でしょうね・・・と話していると、教頭先生が、「ロウバイですよ。」と教えてくださいました。

調べてみると、やはりロウバイの実でした。

少し変わった形をしています。ウメ科の梅とは違う種類で、ロウバイ科の木だそうです。

学校にいらしたときには、ぜひご覧ください。

 

 

ツマグロヒョウモンのさなぎと幼虫

6月8日(木)

今週月曜日にさなぎになった個体の色が変わってきました。

黒っぽかったのが、乾いた感じの赤茶けた色になってきました。

そして、とっきの色がさらに金色になってきました。

 

 また、今朝水槽のふたにさなぎになろうとして付いていた幼虫が、一日をかけてさなぎになりました。

時間を追って変化をみていきます。

8時頃 体の色は黒くて幼虫のとげとげがあります。

14時30分頃

19時頃 いつの間にか、さなぎの形に変化していました。

生き物の生態の変化には驚かされます。

 

さらに、ホールの水槽の中の様子です。

ツマグロヒョウモンの幼虫が大小1匹ずつとさなぎが3匹います。

昨日、学校のパンジーの葉に、小さな幼虫がいるのを見つけて水槽に入れておきましたが、子供たちはそれに気付いて「あ、赤ちゃんだ!赤ちゃんがいるよ。」と言っていました。

この幼虫は、奥沢小の花壇にいた正真正銘の奥沢原産ツマグロヒョウモンの幼虫です。

 

大きな方の幼虫は、たくさん食べてフンもたくさんするので、3年生の女の子たちに手伝ってもらって昼休みに水槽のお掃除をしました。

大小1匹ずつ幼虫がいるのが分かりますか?

19時頃、大きな方の幼虫が水槽のガラス面に移動しました。

さなぎになる準備でしょう。

明日の朝には、きっと水槽のどこかからぶら下がっていることでしょう。

 

ニンニクの花

1年生の畑に、ニンニクの花が咲き出しました。

お花屋さんなどで見られる「アリウム・ギガンチウム」かなと思っていたら、「去年、一昨年と1年生がニンニクを育てていたので、その花ですよ。」と教えてもらいました。どちらもネギ科の植物です。仲間なんですね。

これはニホンアカガエル!?観察は終了します。

6月1日(木)さらにカエルのしっぽが短くなってきました。

これは、ニホンアカガエルなのではないかと思われます。

 

しかし、カエルの餌となると調達が難しいので、田んぼに放すことにしました。

このカエルと、足の出てきたオタマジャクシ、小さいオタマジャクシ2匹とさよならし、オタマジャクシの観察の記録は本日(6月2日(金))で終了します。